ベトナムにおける日本語学習

ベトナムにおける日本語学習者の数はだんだん増加しています。
ベトナムでは、1986年以降のドイモイ(刷新)政策により日本との人の往来や経済・文化交流が盛んになる中、日本語学習も高まり、1990年代初めに日本語を教える高策教育機関はハノイ貿易大学とハノイ外国語大学(現ハノイ大学)2大学だけであったが、2009年時点ではベトナム全士で39の高等教育機関が日本語教育課程を有し、その後、日本語・日本学専攻の大学院課程も開設されるに至った。
このような中、日本語学習者数も1993年の3千人から2009年には4万4千人と政界8位の規模にまで急速に増加し、中学・高校や大学、民間日本語学校など幅広い機関で日本語教育が行われているが、とりわけベトナム日本語学習者の半数以上は民間日本語学校など公教育以外の学習者であり、南部地域を中心に民間日本語学校がベトナム日本語学習を下支えしていると言える。また、初期にはハノイ、ホーチミンの2都市に日本語教育機関が集中していたが、現在ではハイフォン、フィ、ダナン、ダラット、バリア・ブンタウ、カントーといった地方の主要都市でも日本語教育が行われるようになった。
早期からの対日理解の増進に向けて周辺諸国が中等学校(中学・高校)での日本語教育を開始する中、ベトナムにおいても中等学校での正式な日本語学習開始が待ち望まれていたが、日本大使館と教育訓練省の間で「中等教育日本語導入試行プロジェクト」として中学1年(6年生)から高校3年まで段階的に日本語学習を発展されることが合意され、2003年にはハノイ市の中学校を皮切りに、2005年にはハノイ、フィ、ダナン、ホーチミンの4都市の中学校で第1外国語科目としての日本語教育が始まった。また2012年には、これら4都市以外のビンディン省クイニョンでも日本語教育が開始された他、本プロジェクトの下で第1外国語として日本語を学んだ生徒が初めて高校を卒業することとなった。2012-13年度では、全国29の中学・高校で日本語が教えられており生徒数は4700人を数えるが、更なる発展の余地は大きい。
中学・高校での日本語学習が拡大する一方、ベトナム政府は学校教育及び職業訓練における外国語能力の向上を目的に「外国語教育刷新プロジェクト」を制定し、小学校から学ぶ主要外国語の一つとして日本語が採択された。より添く、より多く日本と日本語について学ぶこととなる児童・生徒たちが、将来の日越友好の掛け橋になることが期待される。
 

2014/07/08 16:46:04、Nguyễn Oanhによって

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